
ここで日本と外国の貯金箱を比較してみますと、第一にどちらも縁起物が多いという点が似ています。日本については先に紹介しましたが、外国では古くは金の卵を生むニワトリ、勤勉な蜜蜂と蜂の巣、幸運を呼ぶてんとう虫、慎重な亀、かしこい象など、多彩です。とくに、豚はニワトリとともに古くから貯金箱に使われました。これは多産、謙虚さ、有用性などから幸運のシンボルとされたほか、村民がお金を出し合い、貧しい人のために豚を買ったという「アントニウスの豚」のお話しに由来しているという説があります。
日本のものは割って取り出すタイプが多い
硬貨を入れる穴が違う
時代を反映 |

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貯金箱を素材の面からみると、最も古いものは土で、その後、文明の発達とともに焼物、青銅、鉄、金、銀、銅、その他の金属が使われます。もちろん、木や紙も用いられ、アジアでは竹も仲間入りします。その他では皮、ガラス、石膏、ゴム、コルク、珍しいものではヤシの実やその他の果実、布、毛糸、などもあります。最近はもっぱらプラスチック類全盛の感があります。
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