猿長老(昭和初期・伏見土人形)

大正初め頃まで正月に異様な扮装をした4、5人がモノをもらいに市中を回り歩いた。これを「チョロケン」と呼んでいた。この猿は、山高帽子をかぶり、衣装をつけ鈴を振って、初春の京の町をはやして行く「チョロケン」のモンキー版。伏見人形の中でも、異色なものの一つで、初春の門付芸能の習俗を伝える貴重な民俗資料である。