第13回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】Home Base 代表 畠 一希

応募タイトル:地域貢献型農業の実践 〜農福連携×学校給食〜
  屋号「Home Base」に込められた意味は、野球においてホームベースが拠点(又は起点)となること、そして人が集まる場所でありつづけることを願い屋号としています。令和3年に兵庫県三田市で学校給食向けの農業生産(白菜など)を開始。農業という1次産業が拠点となって、農福連携による人手不足の解消による持続可能な農業経営の実践、農業を通じた障がい者の働きがいのある活躍の場の創造、地元産農産物を通じ地域の子供たちへ食・命の大切さを伝える取組みを行なっています。

【環境事業部門賞】株式会社カワグチマック工業

応募タイトル:紙建材で実現する脱炭素
  本業の段ボール加工の技術と設備を活用し、平成22年から紙製の什器・家具・展示会ブース等の製作を開始。展示会会場で使用される展示ブースは木製が主流で、イベントが終了するたびに廃棄物になっていました。そこで木工製品から紙建材の什器・家具・展示会ブースにシフトすることにより、@組立、解体が容易でリユースが可能 A最終処分の際は再生紙原料として回収しリサイクル BCO2吸収量が落ちた樹齢80年以上の間伐材を使用(間伐後に植樹を実施)し森林を保全することで、木工製品に比べCO2排出量を約1/3に削減できました。

【環境活動部門賞】NPO法人PVネット兵庫グローバルサービス
         株式会社みつば電気

応募タイトル:自然と共生する都市型小水力発電設置やそのエリアにおける里山資源活用と脱炭素への取り組み
  神戸市灘区水車新田を流れる六甲川は、江戸時代には 25 基の水車が稼働するなど水資源に恵まれており、この地で小水力発電を行ってみようと構想しました。流況調査、測量調査、水生物調査、水車・発電機選定調査を実施し事業化計画を策定、2021年3月に発電設備の設置が完了しました。稼動開始後2年間の発電実績は107,374KWhとなり、34.7トンのCO2削減に繋がりました。また小水力発電設備設置敷地内で雑木林として放置されたままになっていた荒廃地を里山林として整備し、森を環境学習の場、憩いの場として提供しています。また、間伐材などの資源活用・脱炭素貢献に向けた活動に取組んでいます。

【環境アイデア部門賞】ヘルスプロダクト株式会社

応募タイトル:尼の魚がつなぐ喜び〜保護犬猫への愛情から生まれたペット用おやつ〜
  尼崎市内でペット(保護犬・保護猫)と暮らせる障がい者グループホームを5年前に創設し、毎日ペットと過ごす中で安全で安心できるペット用おやつを開発しようと考えました。尼崎の海で採れた魚をこども食堂に提供している武庫川渡船さんの協力のもと、廃棄する魚の皮や切れ端を提供頂き、地元の資源を有効活用した環境にやさしいペット用おやつが完成しました。今後もペットと共に歩む環境にやさしい未来に向けた商品を世の中に提供していく会社として、地域社会へ貢献していきます。

【SDGs特別賞】株式会社陸水

応募タイトル:次世代に繋ぐ新しい水産業
  国内の漁業・養殖生産量は減少の一途を辿っており1980年代をピークに現在は1/3まで減少、また漁獲量の減少に伴い漁港の統合(遊休化)が進んでいます。本事業は遊休化した漁港を陸上養殖場として利用しています。また、天然資源を守るため卵から孵化させた稚魚だけを仕入れているほか、残餌や排泄物を低減させる高効率な配合飼料を使用しています。また、消費地に近い大阪府内で養殖することにより物流面でも環境負荷低減を図っています。陸上養殖事業を大阪の新たな産業として2025年の関西・大阪万博に向けて確立させていきます。

【選考委員会特別賞】カワタ工業株式会社

応募タイトル:代替肉培養装置の開発
  地球温暖化の影響が年々深刻化する中、温室効果ガス排出量の約15%が畜産(食肉)によるものです。また環境問題のみならず、世界人口増加に対する食糧確保も大きな問題となっており、それに対して最近では真菌類(カビ、キノコ、酵母)の菌糸体を培養して代替肉とすることが注目されています。当社の代替肉培養装置は、原料投入から出麹まで一貫処理ができることから、細菌汚染や異物混入がなく酵素力の強い清潔な麹を培養することが可能となりました。また穀物以外の原料(粉体)にも対応できることも、当社の強みとなっています。

第12回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】アロウィング株式会社

応募タイトル:黒錆転換防錆処理材(Fe Black)
  当商品は、鋼材に発生した赤錆を、還元反応により鉄に還元した後、劣化の少ない黒錆に転換させることで、長期的な防錆防食効果を実現しました。これまでは、素地調整の際に行う防錆防食処理に留まっており、長期的な効果の持続はできないとされていたほか、既に発生した錆への対処法がありませんでした。当商品を活用することで、新しい鋼材への錆の発生を長期的に防げるだけでなく、錆の発生した鋼材にも有効であるため、劣化した鋼材の交換等が不要になります。よって、交換用の新たな鋼材を作る際に発生する温室効果ガス等の排出を抑制することができ、地球温暖化対策にも貢献できます。

【環境事業部門賞】有限会社ウチノ

応募タイトル:食品廃棄ゼロへの取り組みと、抜本的な事業変革により成し遂げた、事業のDX化とSDGs
  創業以来自家製手作り、無添加にこだわりお惣菜を作っていましたが、消費期限が短く、廃棄が多く発生することが課題でありました。2年間試行錯誤・商品開発を行い、お惣菜を調理後すぐに真空パックし、新技術により加熱殺菌して完全に滅菌することに成功。これにより、常温で長期保存が可能なおいしい、無添加のお惣菜「uchipac」が誕生しました。お惣菜を無添加のまま長期保存が可能になったことで、こだわりを捨てることなく食品廃棄ゼロを達成することができました。また、uchipacを活用したひとり親家庭支援プロジェクトも提供しています。

【環境活動部門賞】株式会社篤農家

応募タイトル:食品ロス撲滅大作戦「ふぞろいな野菜たち」
  三田市で農業法人を設立し、6ヘクタールの畑で多種の野菜を育てています。市場や農協に商品を卸していますが、商品の規格が厳しく、規格外の野菜を余儀なく廃棄していました。ふぞろいな野菜たちは形や色が規格を満たしていない野菜のことですが、「味」「鮮度」の品質は正規品と変わりません。常日頃から廃棄処分について「もったいない、有効に活かしたい」と考えており、このふぞろいな野菜たちを三田市内の商業施設を通じて販売、また子供食堂へ食材を無償提供する活動を行うことで、廃棄ロスの削減に貢献しています。

【環境アイデア部門賞】AMAGASAKIクリエイティブサラダ 石黒 裕介

応募タイトル:お互いの強みを生かして食品ロスの大幅な削減
  尼崎杭瀬商店街で特殊な機械で野菜や果物を圧搾した、砂糖、水、添加物等を一切使用しない「コールドプレスジュース」を製造販売しております。仕入先となる農家の方と直接取引を開始するにあたり、お互いに利益となるビジネスを考え、傷み等により商品として販売できないものをこちらで買い取り、ジュースにした製品を卸価格で農家に販売する取組みを開始しました。お互いにビジネスの機会が創出されるだけでなく、食品ロスの削減にも繋がる取組みとなりました。

【SDGs特別賞】株式会社プレジール

応募タイトル:環境対応型マスク材料の開発
  優れた抗菌性を有するポリアセタール樹脂に抗ウイルス性を付与、生分解性が得られるポリ乳酸をブレンドしたものを繊維化することで、抗菌性、抗ウイルス性および生分解性を備えたプラスチック繊維を開発しました。新型コロナウイルス感染症の流行により、日常的に使用することとなった不織布マスクですが、これらにはプラスチックが使用されています。現在、使用済不織布マスクの投棄が増加傾向にあり、自然環境に悪影響を与えています。同材料を不織布マスクに使用することで、人々の健康だけでなく、自然環境も守ることを目指します。

【選考委員会特別賞】株式会社アヌシ

応募タイトル:人と地球に優しい竹歯ブラシ
  ホテル等の宿泊施設で使用されるアメニティ用品(歯ブラシ、ヘアブラシ、櫛、フロスなど)全般を取り扱っています。商品については環境・人体に負担の少ない商品開発を進めており、今回人と地球に優しい竹歯ブラシを製品化しました。ハンドル部分に無添加の竹を使用し、竹の持つ天然の抗菌・除菌力を活かすことで、製造工程で化学薬品・防カビ・防腐剤を一切使用しない商品となっています。またプラスチックと違い、処分する際にはダイオキシン等の有害物質が発生しません。SDGsに貢献することで、社会への責任を果たす企業としての意識を向上させています。

第11回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】塚口商店街振興組合

応募タイトル:急速冷凍機で実現する食材ロスの減少と地域住民の課題解決
塚口商店街は「まちの要」の商店街であることを目標に、住民と真摯に向き合い、地域住民の生活を支える基盤として地域経済の活性化をはかることを視野に活動を行っています。
商店街では、飲食店での売れ残りによる食材廃棄ロスと、住民の高齢化による外食困難者が増加していることが地域の課題でありました。
今回商店街の組合員が保有する急速冷凍機を活用することで、食材の長期保存が可能となりました。また各店舗の料理をテイクアウト用冷凍食品として販売することで外食が困難な高齢者でもお店の味が自宅で楽しめるようになり、商店街全体で食材の廃棄ロスと地域の課題解決に繋がりました。

【環境事業部門賞】竹内電機 株式会社

応募タイトル:省電力・省スペースを実現するインバータ式高周波電源製造装置
創業時より制御盤や電気工事に携わり、その後産業用加熱装置や各種製造装置の設計・製造へ事業を拡大しております。
誘導加熱の原理を用いた加熱装置は、対象加熱物によっては100kW相当の電力を使用します。消費電力低減の観点から省電力を実現するインバータ式電源が求められており、従来製品より@消費電力が1/2、A設置スペースが1/2以下、B価格が1/2以下の、省エネ・省スペースで安価な製品を開発しました。
インバータ式高周波電源は多種類の設備に応用可能であることから、更なる拡大が見込まれております。

【環境活動部門賞】NPO法人日本もったいない食品センター

応募タイトル:持続可能な事業形態と、合理的で優しい世界を目指す活動
食べられるのに廃棄する、食べたくても食べられない、この不条理をどうにかしたいと考え活動を開始しました。食品メーカーや小売店、自治体等から規格外や販売期限・賞味期限によって廃棄される食材を仕入れることで、廃棄ロスの削減に貢献しております。仕入れた食品は食品ロス削減ショップ「ecoeat」を通じて販売、また福祉施設や生活に困窮している方へ寄付する活動も行っております。
あらゆるモノを大切に使い、消費するだけ生産する、余ったものは再利用を検討することが価値観の中心になる時代が来ていると考えています。

【環境アイデア部門賞】NPO法人武庫川ECO-LABO

応募タイトル:尼崎産の魚で地元の子供達を支えるフィッシュシェアリング活動
尼崎南部地域は阪神間でも有数の釣りスポットで、年間約10万人の釣り人が訪れます。当団体が行うフィッシュシェアリング活動は、釣り人から頂いた魚を調理・加工し食材として市内を中心とした子供食堂に提供しています。また鞄漁開発武庫川渡船と協力し、子供たちに自分で釣った魚をその場で捌いて調理し食べる食育活動も行っています。
尼崎は工業のイメージが残っていますが、地産地消で行う食育を通じて、地元への愛着や海がきれいなイメージへの転換につながるきっかけになっています。尼崎市内の方にも現在の尼崎の海と魚を知って頂く活動に力を入れてまいります。

【SDGs特別賞】日本真田帽子 株式会社

応募タイトル:理想を現実化させる素材「ナノトリコローレ」
世界中でファストファッションが流行し、衣料の年間消費量は増加しています。しかし製品を作る過程では汚染水や温室効果ガスの発生等様々な問題が生じています。
当社は環境保護の観点から染色という工程に着目し、排水を一切出さない染色技術を利用しサスティナブルな素材「ナノトリコローレ」の開発に成功しました。和紙を原材料とした紙糸は、帽子にするには最適な材料です。
自然の恵みと日本の文化、さらに現在の技術が融合し、豊かなライフスタイルを提案するとともに、品質にもこだわり、長く使える商品を提供することで、エシカル消費へと繋がる明るい未来を提案してまいります。

第10回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】環境システム株式会社

応募タイトル:水質の可視化と水質計自動昇降装置の汎用化
水道水源における貯水池では、深度の深い貯水池での自動観測は困難で、さまざまな深度で観測を容易にするために観測深度が自動で変更される水質計自動昇降装置が必要でありました。従来装置は大型の観測システムであり、昇降に伴う電力を必要としたため、小型化、および自然エネルギー(太陽光等)の利用で観測できる機材の開発を行いました。また、その時得られる観測結果を瞬時に可視化「濃度を色で表現した時系列グラフ」することで、濃度の概念を理解しやすくなり、専門性を軽減することに成功しました。
水質を可視化することで、漁業者やダムにおいて専門職ではない管理者でも水質を把握することが可能となり、貯水池の水質対策や漁業生産性の向上、赤潮被害の軽減などの水質改善活動に役立っています。

【環境事業部門賞】大和肥料株式会社

応募タイトル:魚加工会社から発生する焼却廃棄魚の有用微生物を活用した発酵有機肥料化
魚加工所から発生する廃棄魚を活用して有機肥料を製造し、ゴミとなる魚を再利用する事業であります。廃棄魚を肥料化するには、ごみの混入や原材料の仕分け、水分を含む魚原料の場合そのまま置いておくと腐敗してしまうという問題がありました。その問題に対し、20年以上の発酵肥料製造で蓄積した発酵ノウハウを活用して、乳酸菌、酵母菌、放線菌などの有用微生物群を添加し、腐敗ではなく「発酵」させることで有機発酵肥料として活用できることに成功しました。
この技術により、これまで廃棄されていた年間約15tの魚を有機肥料として有効活用することができると共に、ゴミの削減に繋げていくものであります。

【環境活動部門賞】身近な自然とまちを考える会

応募タイトル:日本一の里山を持つ川西市を国蝶・オオムラサキの里に
川西市は南北に猪名川が流れ、北部に日本一の里山を持つ自然豊かな街です。しかし近年は阪神間のベットタウンとして人口が増加し、それに伴い国蝶・オオムラサキ(準絶滅危惧種)を含む動植物が減少しています。川西市の住民としてオオムラサキを保全するために、調査活動や啓発活動、交流活動を行い、オオムラサキの生息実態を調査しています。
また地域の小学校に飼育観察ゲージを設置するなど飼育活動も実施し、オオムラサキの大切さの認識を高めて、絶滅危惧種の保全活動を行っています。

【SDGs特別賞】テンセンス株式会社

応募タイトル:可食容器“エコプレッソ”で地域環境に貢献する
エスプレッソメニューを中心としたイタリアンスタイルのカフェを営む傍ら、エスプレッソを広めたいという思いから、食べられる器(カップ)でコーヒーの提供を始めました。食べられる容器“エコプレッソ”は、テイクアウトではごみにならず、店内では洗い物をなくすことができることから、SDGsに貢献できるものであります。
エスプレッソ基金を設立し地球環境に取組む団体へ寄付するなど、持続可能な社会の実現を目指しています。

【選考委員会特別賞】ヘアースタジオ クリーム 小南正治

応募タイトル:理美容業界のスタンダード!簡易フェイスシールド「デコハリナ」
「デコハリナ」は美容室でお客様に着用してもらうフィルム状のフェイスシールドで、厚さは0.03oと非常に薄く軽いのが特徴です。また視界を遮ることがなく、カット中に髪が目や口に入ることを防ぐことができ、お客様に「安心・安全・快適」を提供することができます。
「デコハリナ」はとうもろこしを主原料とした「生分解性フィルム」を使用しており、使用後は微生物により生分解されます。また焼却処分する際でも燃焼カロリーが低く、地球環境への負荷が低いクリーンな商品であります。

第9回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】宝榮産業株式会社

応募タイトル:光触媒塗料による日常的なCO2削減への取り組み
創業以来製造している遮熱断熱塗料のノウハウに加え、次世代型の光触媒を配合した塗料の研究を、堺市・大阪府立大学との産官学共同開発という形で開始し、光触媒を塗料の面に浮上させることに成功しました。
この独自技術を使うことで光触媒効果を最大化させることができ、マイクロキャプセル本来の保温性に加え、塗装表面の汚れを防ぐセルフクリーニング効果によって遮熱断熱効果の持続性を伸ばすことが可能となりました。
これらの技術を活用し、従来では難しかった『塗料によるCO2削減』を日常的かつ持続的な環境対策として提案しています。

【環境事業部門賞】翔飛工業株式会社

応募タイトル:全国の廃棄瓦や廃棄陶器をリサイクルし、ヒートアイランド対策に貢献する
各地域で排出される廃棄瓦を自社のリサイクル工場に受け入れ、破砕機での破砕、ふるいわけを行います。4種類の大きさにふるいわけた破砕瓦は、100%リサイクルされ、廃棄瓦の素材が持つ、特性、効果を最大限活かし、遮熱性に優れた保水性塗装、透水性舗装、薄層舗装などの製品として開発されています。
これらの舗装材は表面温度を10℃以上低減させる効果があり、舗装工事等で使用することで社会問題であるヒートアイランド対策につながります。

【環境活動部門賞】伊丹環境ネットワーク

応募タイトル:アースデイ いたみ
伊丹環境ネットワークは、1998年に伊丹市内で環境保護やゴミの減量、環境学習に関する活動をしている市民グループ21団体が集まり発足した団体です。
同団体の主な事業は、毎年6月に開催する「アースデイ いたみ」であり、今年は、伊丹市環境保全課、みどり自然課、防災センター、伊丹市昆虫館および豊中伊丹グリーンランドの協力を得て20回目の開催を迎えました。
来年度は「自然豊かな街づくりを目指して」をテーマとして、「第21回アースデイ いたみ」を開催予定で、「みどりの一人一鉢運動」を中心に、豊かな自然が育まれるように、市民・行政・企業と連携していく活動を行っていきます。

【環境アイデア部門賞】株式会社ビズジーン

応募タイトル:食糧枯渇と環境汚染問題を解決する陸上養殖管理システムの開発
将来、人口増加により世界で深刻な水不足となり、食糧を生産する為の水を確保することが難しくなると予想されますが、海洋の魚類は、水や餌も必要なく育つことから食糧として大きな期待が寄せられています。しかしながら、近年の乱獲や地球温暖化、海洋汚染などにより漁獲量が安定せず、陸上養殖に脚光が集まっています。
一方、陸上養殖の問題点は、乱立された養殖池で残餌や抗菌剤等の影響で、ウイルスや細菌による感染死により壊滅状態となり、環境破壊・汚染が進んでいます。同社の技術をもとに、病原体由来の遺伝子を高感度に検出することで、同じ養殖池で持続可能な陸上養殖システムの提供を目指しています。

【SDGs特別賞】ネイチャークラブ

応募タイトル:人と自然をつなぐKOMOREBI積木プロジェクト
ネイチャークラブは、子供から大人までが、自然や自分たちの生活する町の環境に興味・関心を持ち、常に命のつながりやその尊さを感じることのできる活動に取り組んでいます。
今回のプロジェクトは、尼崎の中学生たちがお互いの地域課題を共有しながら自然体験活動を続けている徳島県上勝町の杉の木との出会いがきっかけとなっています。
具体的には、杉の端材を尼崎市内の障害を持つ方々が自身の可能性を広げるため、『KOMOREBI』という積木を製作しています。これらの活動は、障害を持つ方の就労支援につながる取り組みであり、販売による収益は子供たちの自然体験や尼崎の環境改善活動にかかる費用の一部として活用しています。

第8回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】株式会社 ヤノ技研

応募タイトル:新高熱伝導性潜熱蓄熱材開発と高省エネ率50%以上の高温温室用暖房システムの実用化
潜熱蓄熱材を利用した省エネ暖房温室装置(エネバンク)は、昼間の太陽熱を吸熱することにより温室内の温度が過昇温することを抑制するとともに、夜間は外気温度の低下に対して昼間に吸熱・蓄熱した太陽熱を放出し、温室の加温燃料費を節約します。
温室農家にとって省エネ率50%以上を可能とするエネバンクの利用促進は燃料価格の影響の軽減により、安定した収益につながると同時に、温室効果ガス削減にも寄与するものです。

【環境事業部門賞】澁谷油脂 株式会社

応募タイトル:廃食油を利用した循環型リサイクル商品
食品リサイクル法が施行され、食品残渣が問題視される中、事業者から排出される廃棄食用油を石けんに再生することによる、食品残渣の減少に取組んでいます。
また、再生した石けんをリサイクルハンドソープとして事業者へ納品し使用してもらう、循環型リサイクルに取組んでいます。油の排出元、廃油回収会社、石けんメーカーと協力したリサイクルを実現しています。

【環境活動部門賞】自然と文化の森協会

応募タイトル:ヒメボタルを中心に、農業公園周辺の豊かな自然や景観の保全を目指して
尼崎市の「自然と文化の森構想」の推進を担う中核組織として市民有志が平成14年に「自然と文化の森協会」を設立しました。
体験活動を中心に多くの市民の方々にご参加頂き、園田地域の素晴らしさを実感して頂いています。特に子ども連れの若いご家族の参加も多く、子どもの自然体験活動を中心とした園田地域に残る自然や農地を「尼崎の宝」として保全し、活かしていくことを目指します。

【環境アイデア部門賞】有限会社 脇田

応募タイトル:接着剤による炭素繊維リサイクルの実用化
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を構成する樹脂の役割と炭素繊維の密着性を上げるサイジング剤の役割の両方を兼ね備えた特殊な接着剤を使用することで、リサイクルした炭素繊維を使ったCFRPの性能向上を図るとともに、低温且つ低圧力で一体化できる省エネ製法を確立する目途が立ちました。これにより、電力消費量と二酸化炭素の排出量の減少につながる技術を事業化することで、リサイクルした炭素繊維不織布に活躍の場を与え、CFRPの特徴である「軽い」「強い」に加えて、リサイクル炭素繊維の「安い」と「エコ」をアピールできる製品を産み出していきます。

第7回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】株式会社 宝塚すみれ発電

応募タイトル:再生可能エネルギーをツールとした地域活性事業
地域の方々や自治体と一緒に再生可能エネルギーづくりに取組んでおり、ソーラーシェアリングという営農継続型発電所を建設し、農業を続けながら発電も行い、さらに大学とも連携しながら教育の場も提供しています。また、地域の酪農家が抱える課題に太陽光発電やバイオガス発電を活用し、地域が一体となった解決に取組んでいます。
これからも多くの課題を抱える一次産業に対して、新しい仕組みづくりを、再生可能エネルギーをツールとして活用し、進めていきます。

【環境事業部門賞】株式会社 コウキ

応募タイトル:粘土質も含めた全ての土壌の浄化を可能にした解砕選別分級洗浄機
東日本大震災のガレキ処理をきっかけに、粘土質と石・草を分けることを可能にした世界初の方式による機械(PGS:パワーグラインドスクリーン)を開発し、ガレキ処理を進めてきました。また、このPGSを汚染土壌の浄化に活用できないかと考え、洗浄水を用いて、従来は廃棄するしかなかった汚染粘土質を洗浄することができる機械(グランドウォッシャー)を開発しました。
土壌汚染の浄化が義務付けられる中、汚染土壌を入れ替えるよりも、浄化することにより、環境リスクを低減できる取組を実現しています。

【環境活動部門賞】ネイチャークラブ

応募タイトル:尼崎の海と大地をつなぐ命の循環 〜尼崎の海への恩返し〜
環境や自然への関心を高め、自分達の生きる生活環境を改善しようとする力を育てることを目的とした環境にやさしい取組みをしています。
野鳥の巣箱製作・観察や尼崎の海や運河の水質改善に取組むと同時にワカメや藻類、貝類、落葉を用いた「尼崎堆肥」の製造、廃油を用いた「バイオディーゼル燃料」の精製など環境にやさしいものづくりも行っています。人間と自然の中で生きる生物が共生しあえる環境を目指して課題解決に取組んでいきます。

【環境アイデア部門賞】マルチ 株式会社

応募タイトル:カラス忌避装置(仮称)の開発及び製品化
大ネズミや屋外の動物を忌避させる装置として超音波を用いた装置を開発してきましたが、鳥類には超音波は効果がないと判明し、新たに高輝度LEDを用い、様々なパターンで不規則に照射する装置を開発しました。複数のフィールドでのテストを行い、カラスの忌避に成功しており、被害にあっていたフィールドからカラスがいなくなりました。今後は農業分野やゴミ捨て場など生活環境下での導入が見込まれます。

第6回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】尼崎小田高等学校

応募タイトル:尼崎に青い海を取り戻すために
大阪湾の奥にある尼崎運河の環境は、尼崎港の閘門により外界と閉ざされていることから、今なお劣悪な環境となっています。こうした中、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されている本校のサイエンスリサーチ科の生徒の課題研究の中で、「尼崎に青く美しいかつての海を取り戻すために、尼崎港・尼崎運河の水質調査等の研究を行いたい」との意見が出され、平成20年度から研究をスタートさせました。尼崎運河・尼崎港・大阪湾の水質調査による水質悪化の原因の解明、尼崎運河の水質浄化について行政・地域と共に取組んでいます。

【環境事業部門賞】中林建設株式会社

応募タイトル:斜面の防護と森の再生を両立した新技術『全天候フォレストベンチ工法』
主としてコンクリートなどの重量物が使われている斜面防護工法は、経年劣化に伴う修繕に大規模な工事が必要となり、建設費用の増大や産業廃棄物の発生が社会問題となっています。またこれらの工事により、本来の緑豊かな森や自然景観が数多く失われており、後世に負の遺産を残してしまう恐れがあります。中林建設株式会社では、斜面を安全に防護しながらも、森や自然環境の回復や景観の保全が可能な工法『全天候フォレストベンチ工法』を開発し実用化しています。

【環境活動部門賞】兵庫運河・真珠貝プロジェクト

応募タイトル:兵庫運河・真珠貝プロジェクト
平成18年、神戸市環境局が兵庫運河の水質改善のシンボル事業として、兵庫運河であこや貝の育成実験を行い、真珠の収穫に成功しました。この成果を受け、あこや貝育成を通じた環境改善活動を市民の手で続けられないかという声が上がり兵庫運河・真珠貝プロジェクトを立ち上げました。当プロジェクトはあこや貝を育てて真珠を得ることが目的の事業ではなく、貝の育成事業を通じて生物の生命の大切さと環境が及ぼす影響を体感し、真珠という自然の恵沢を得ることで、自然のすばらしさを理解することをねらいとしています。

【環境アイデア部門賞】尼崎重機株式会社

応募タイトル:落差の小さな水路でも発電可能な三角枡式小水力発電装置の研究開発
大きな落差、流量を活用する小水力発電装置は設置場所の地理的条件の制約が大きく、また電力を必要とする都市部は平地に展開する事が小水力発電装置の普及を拒む一因であると考えられます。尼崎重機株式会社では、平地の都市部を流れる、流量はあるが落差が少ない農業用水路においても発電が可能な、新しい機構を有する発電装置「三角枡式小水力発電装置」を開発し、現在試作機による発電試験の準備を進めています。

【環境事業部門 特別賞】神戸大学農学研究科

応募タイトル:神戸近郊都市型酪農における畜産バイオマスエネルギーの地産地消
バイオガスは畜産業の糞尿問題解決の鍵とされ、国内では北海道の大型プラント研究が中心でしたが、小規模畜産農家でも容易に導入・利用できるよう、初期費用を抑えつつ効果的にバイオガスを得られるユニットを開発しました。開発したバイオガスユニットは、地域に分散している未利用・少量バイオマスをエネルギーに変えるポテンシャルを持つと考えられます。持続可能な都市型酪農のために、家畜糞尿から取り出した再生可能エネルギーの地産地消と有機資源の循環利用に取組みました。

第5回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】富松城跡を活かすまちづくり委員会

応募タイトル:自然環境を活かした地域コミュニティーの創造
富松神社の宮司である代表が35年前に、地域の子どもたちの教育環境を整え、さらには富松集落の良さを地域の人々に広く伝える活動として、集落を代表するシンボル的な富松城跡を活動拠点に立ち上げました。「地域コミュニティーの醸成」「歴史的体験指導」「環境保全」をテーマに、親子や地域コミュニティーを広げる活動を継続的に行い、現在、「富松城を活かすまちづくり委員会」は、まちづくり・ひとづくりに寄与することを目的とし、その中心的な存在として活動しています。

【環境事業部門賞】株式会社プラステコ

応募タイトル:超臨海二酸化炭素発砲で、豊かな生活とクリーンな地球へ
現代社会は、プラスチックの恩恵なしに成り立つことができません。一方、利用する為に資源問題やゴミ問題、その他多くの環境問題との折り合いを余儀なくされている状況にあります。そのような環境下で株式会社プラステコは2007年の創業以来、一貫して環境に優しいプラスチック製品とその製造技術向上及び製造装置の開発に取り組んできました。その成果として、超軽量薄肉PETボトル充填システムや超臨界不活性ガス発砲成形システムなど、世界初の技術を開発し実用化してきました。

【環境活動部門賞】ファームアンドカンパニー株式会社

応募タイトル:畑ツアーを活用した食関連企業向け環境教育プログラム
兵庫県内約40件の農業生産者と協力し、食に関する各種事業を行ってきました。
その活動の一環としてこれまでの10年間で、のべ500名以上の方々に農業体験をしていただくイベントを開催してきました。収穫したての野菜を使った食事作りや生産者によるセミナーなどを通じ、参加者の方々からは、その生産現場で行われる生命の営み、つまり自然環境が健全であることが大切なことだということを学んでいただくことができました。

【環境アイデア部門賞】ワイエスフィルタージャパン株式会社

応募タイトル:サイクロン式カートリッジフィルターハウジング
従来のカートリッジフィルターは、被ろ過流体を外側から内側に通過させることによりろ過するもので、このことによりカートリッジフィルターの一部に異物が集中し、徐々に閉塞していき交換が必要となり基本的に使い捨てとなります。
同社のカートリッジフィルターは流体の旋回流を利用し、形状を逆円錐形とすることで、使用寿命に大きく影響を及ぼしていたものが大幅に改善され、従来の5倍〜10倍の使用寿命に延長することが見込まれます。

第4回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】出会いの島(豆島)プロジェクトチーム

応募タイトル:猪名川・藻川合流点にある「豆島」の環境再生プロジェクト
兵庫県と大阪府を流域とする猪名川は、水質問題などの多くの問題が山積しておりました。私達流域在住民は、問題解決のためには多くの近隣住民が継続的に環境活動に参加することが必要であると考え、その有効な方法の一つとして猪名川・藻川の合流点に存在する通称「豆島」に着目し、島の生態系調査活動等の参加を呼びかけました。「豆島」のもつ不思議な魅力のため、近隣住民や住民以外の専門家も参加するようになったのをきっかけに、平成24年4月に会を結成し活動しております。

【環境事業部門賞】有限会社佐野商店

応募タイトル:兵庫県ものづくり支援事業に選ばれて。ガラスリサイクル100%の明日へ
ガラスリサイクル100%の循環型社会をめざすという当社創業以来の命題の追求のため、平成25年より建材合わせガラスのリサイクル率向上に照準を合わせ、再生事業を展開していくという方向を定めました。合わせガラスは優れた製品でありながら、リサイクルの現場では非常に手間のかかるガラス素材です。オリジナルの粉砕ラインと剥離ラインを企画・デザインし、今まで手作業で処理されていた合わせガラスのリサイクル作業の機械化に成功いたしました。

【環境活動部門賞】伊丹市桜台地区コミュニティ協議会

応募タイトル:リバーサイドフェスタ
私たちの地域には、天王寺川と天神川が合流する場所があります。川に親しむ場所として整備されたのをきっかけに、「子どもたちに川のおもしろさを知らせよう」として活動を開始しました。天王寺川・天神川の源流までの調査を、学校教育の一環として学年に応じた形で取り入れてもらえるようになることを願い、川の調査を通じて地域の総合環境を学ぶ場を提供することを目標に活動をしております。

【環境アイデア部門賞】 学校法人 鉄鋼学園 産業技術短期大学

応募タイトル:都市型風車「エウロス」による再生可能エネルギー有効利用の試み
「尼崎で風力利用を」を合言葉に、地元中小企業の有志の方々とともに尼崎工業会風力発電研究会を組織し、都市部の弱風環境で実用化可能な風車の開発、試作に携わり、都市型風車に関わる研究活動をスタートさせました。この都市型風車「エウロス」はきわめて弱い風でも回り始めることのできる起動性能を持っており、また強風時には、「風力ブレーキ」という制動機能により安全性を確保した製品となりました。

第3回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】株式会社 ライトニックス

応募タイトル:人と環境にやさしい植物由来の樹脂製医療用針
当社は“人と環境にやさしいものづくり”をモットーに、再使用不能・完全使い捨ての針を開発いたしました。この針は、焼却可能な素材を使用することで、不幸な指さし事故を防ぐことができる製品となっております。また、製品に植物由来の生分解性樹脂を用いて製造することにより、焼却時に放出されるダイオキシン類の発生や環境ホルモン等の問題を抑え、人体と環境への影響に配慮した製品となりました。

【環境事業部門賞】三和鋼業 株式会社

応募タイトル:環境にやさしく 省エネ対応 ソーラードア
当社が取扱う扉には、手動式では対応できないような重量になる製品も多く、一般的に多くの場合電動式で開閉することが要求されます。災害などの緊急時に電気が供給されなくなると、ただちに開閉できなくなるなどの危険性が考えられていました。また、地球にやさしく環境に配慮する考え方も要求されています。そこで、扉の開閉に必要な電気を扉本体に設置したソーラー発電でまかなえないかと考え、省エネ・エコ、非常時にも安心して開閉できるソーラードアを開発いたしました。

【環境活動部門賞】昆陽南公園苗圃を活用する会

応募タイトル:環境にやさしい花壇づくり
私たちは、平成17年11月に伊丹市内を「花と緑の潤うまち」にしたいという思いからこの会を設立しました。昆陽南公園の小スペースを圃場として市から借り受け、みんなで道具を持ち寄り、手作りで育苗施設と作業台などをつくりました。花壇をはじめ、荒れて手つかずであったビオトープも平成20年から子供たちが自然と共生できる場としてリニューアルしました。無農薬の花づくりで、「環境にやさしい花づくり」を目指した活動をしております。

【環境アイデア部門賞】 株式会社 三恵工作所

応募タイトル:無人遮水扉「シグゲート」
平成22年春より、「滑り落ちる」「起き上がる」「浮き上がる」等をキーワードに、扉の内側にある生命や貴重な財産を守ることができる、即ち社会に遍く貢献できる仕事として、「動力なしで機能する防潮扉の開発」に取り組んでまいりました。この扉は、1.動力不要、2.出水・増水時等24時間無人で対応、3.遠隔監視・操作システム構築可能、4.イージーメンテナンスという特徴を持ち、危険な現場に出向くことなく止水できる防潮・遮水扉です。

【環境事業部門 特別賞】緑の環境クラブ

応募タイトル:市民の森づくりを目指して
私たち《緑の環境クラブ》は、平成7年度の三田市《市民会議》の議論の中で、当時の三田市が里地、里山というすばらしい環境を持っているにもかかわらず、無責任な開発によって里の景観が損なわれていく危機に直面している現実を知り、環境保全について何かできることはないかと考え、設立いたしました。子供たちへの環境学習の支援、三田市内の酸性雨調査、企業の社会貢献活動の支援などを中心として活動しております。

【環境活動部門 特別賞】万葉の森・佐璞丘プロジェクト

応募タイトル:万葉の森・佐璞丘再生プロジェクト
尼崎市北東部に位置するこの森は、手入れがなされておらず家電製品などの違法投棄場となっていました。地域の人たちが敬遠するほどの森を何とかしたいという思いで、平成20年にゴミ拾いから始めました。最初は一人からのスタートでしたが、猪名寺自治会の役員会での提案をきっかけに、100名以上の人が集まるようになりました。現在ではゴミ拾いを中心にシュロの伐採、森を一周することができる小道づくり、佐璞丘に子供たちを集めてイベントを開催するなどの活動をしております

第2回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】髭の渡し花咲き会

応募タイトル:コスモスの種まき事業
阪神大震災以降、西昆陽4丁目の武庫川河川敷は不法投棄の場所として荒廃したままでした。それを大変残念に感じていた地域住民が声を挙げ、兵庫県と尼崎市に働きかけ整地に着手いたしました。その後、殺風景な景観を花で埋め尽くそうとのアイデアが自然に発生し、コスモスを植樹することになりました。今年で10年目を迎えるコスモスの種まきは、これまでに約550万本のコスモスの花を咲かすことができ、市内外から訪れる多くの人々に、河川敷一面のコスモスの花を楽しんでいただいております。

【環境事業部門賞】株式会社 ナカムラ

応募タイトル:太陽光をカットし2枚網戸で自然な風を取り入れるエコロジーな面格子
当社が開発した「ツバーサ」は、窓の外側に取り付ける防犯目的の可動ルーバー面格子に2枚の網戸を合体させることにより、今まで不可能であった窓の両側から風を取り込むことができ、室内に侵入する太陽放射熱を約80%カットして、室内を涼しく保つことで冷房エネルギーを45%程度削減できるようになりました。羽根可動を上下分割することにより、外から部屋の中を覗かれる心配なくプライバシーを守りながら風と光を自由にコントロールすることができる省エネルギー商品です。

【環境活動部門賞】特定非営利活動法人 ベスト

応募タイトル:ツリークライミングで木に登り、木と友達になろー!
高齢者、青少年をはじめとする地域住民に対して、森林の保護、地域の美化、リサイクル等の環境保全に関する普及啓発・体験・実践等を通じて、地球環境保護や住みやすい地域作りに寄与することを目的として活動しています。
ツリークライミングは専用ロープ等を利用し、自然と一体感を味わう体験です。ツリークライミングをして木と友達になり心の中に自然を大切にする「心」を育てていきます。

【環境アイデア部門賞】株式会社 ジェイク・サポート&サプライ

応募タイトル:業務用無農薬野菜から生まれる「野菜パウダー」
納品できない「野菜くず」などの不要な部分を細かくした「野菜パウダー」をパン生地に練り込んでパンを作れないかと相談されたのをきっかけに「野菜パウダー」の事業化を計画しました。無農薬野菜の「野菜パウダー」は野菜本来の栄養価をあまり損なわず、保存性に優れておりパン以外の食品全般への利用が可能であると考えております。またこれまで捨てられていた「間引き野菜」を新しい製品として利用することで「食べ物を粗末にしない」という点でも環境にやさしい取組につながると期待しております。

【環境事業部門 特別賞】関西工事測量 株式会社(現社名:クモノスコーポレーション株式会社)

応募タイトル:建物の外壁補修に伴う廃棄物量の大幅な削減
外壁は建物を美しく見せる「化粧」であるとともに管理を怠れば「事故の元」になりかねません。外壁落下を防ぐため、従来の補修工法よりも安価で確実なタイルピンポイント接着アンカー工法を開発しました。
この工法は調査で得られた明確な外壁異常箇所データを元に特定箇所の接着力試験を経て、弾性接着剤を使用することで復元したタイルがアンカーとなり補強する工法で、大幅に工期が短縮でき、廃棄物量を大幅に削減することができます。

【環境活動部門 特別賞】有限会社 サンテクノ

応募タイトル:使用する油を従来の1/60000に減らした環境、省エネに貢献するセミドライ方式深穴加工機
従来よりも使用する油の量を減らした深穴加工機を開発してほしいというニーズから使用する量を1/60000に減らしたセミドライ方式深穴加工機を開発しました。セミドライ方式の特徴は、@消費エネルギーが抑えられる、A廃油処理の必要がなくなる、B作業効率が上がるなど環境や省エネに大きく貢献できることにあります。

第1回<あましん>グリーンプレミアム 受賞者一覧

【最優秀賞】水青工業 株式会社

応募タイトル:人や環境にやさしいオゾン水手洗い器
人や環境にやさしいオゾン水手洗い器 オゾンは自然界に存在する酸素系の殺菌剤で、塩素系殺菌剤に比べて環境負荷が小さく、毒性も示さず、ノロウイルスなどの全てのウィルス・細菌などに対して優れた殺菌特性を持ち、耐性菌を生じさせないなどの特性を保持しています。当社のオゾン水手洗い器は、直接電気分解式によりオゾン水を生成するため従来のガス溶解式に比べ臭気が少なく医療用酸素を必要としない安全なオゾン水を生成します。

【環境事業部門賞】株式会社 豊和

応募タイトル:クリーンエネルギーの自然風で省エネ換気!
省エネを目的に開発した、安全性・快適性・デザイン性に優れた自然換気システムで、設定風速以下の風に対して、開放状態を保ち外気を取込むが、設定風速以上の風が発生した場合は、風速に合わせて開口面積を調整し、外気の取込み量を一定調節します。空調システムと連動することで、快適な自然換気を行い、同時に空調エネルギーのランニングコストとCO2発生を抑え、地球温暖化防止に効果を発揮します。

【環境活動部門賞】尼崎鉄工団地協同組合

応募タイトル:応募タイトル:尼崎鉄工団地みどりへの挑戦(すき間緑化からすき間緑花へ養蜂の取組み)
尼崎鉄工団地が実践している緑化手法は、中小規模の工場でも小さなすき間を見つけて、手軽に安価に可能な限り緑化していく手法です。平成16年6月より取組み、現在では3mを超える木へと生育するなど自然環境は変わりつつあります。平成22年4月には人と生物が共存するシステムとして、ミツバチを使った受粉・養蜂システムを立上げ、本年の採蜜量は275kgとなりました。尼崎産の蜂蜜販売やスイ−ツ開発など夢が広がる活動を展開しています。

【環境アイデア部門賞】株式会社 秀英

応募タイトル:その場で簡単に紙とフィルムが分離可能なリサイクル容器『ホッかる』
使い捨てのプラスティック容器に使用されているプラスティックが石油を原料としている再生不可能な枯渇性資源で、使用後のリサイクルが困難な点に着目し、容器自体を再生可能な資源に切替えると共に、内側にフィルムを貼ることで紙とフィルムの分離も容易に行える構造にし、フィルムに付着する食物残渣を包むようにはがす、そして容器の紙を汚すことなくリサイクルしやすくする工夫がなされた容器を開発しました。

【環境事業部門 特別賞】治部電機 株式会社

応募タイトル:環境にやさしい産業用アモルファス変圧器
当社は既存の変圧器製作に満足せず、よりエネルギーロスを抑えた製品の研究を進め、アモルファス変圧器を開発しました。変圧器のエネルギーロスを大別すると、負荷電流により変化する「負荷損」と電機を使っていない時も消費される無負荷損に大別されます。工場では約60%、オフィス・公共施設では 約80%の時間で電機が使われておらず、アモルファス変圧器の無負荷損を抑えた性能が、消費電力効率を高め地球環境保全に貢献します。

【環境活動部門 特別賞】株式会社 エコトラック

応募タイトル:低公害トラック普及の取り組み
天然ガストラック60台、ハイブリッドトラック2台、天然ガス乗用車・軽自動車5台保有する全車両低公害車の運送会社です。事業者・自治体向けのセミナー開催、市民まつりでの車両展示・啓発活動、小中学校での出張環境授業など様々な普及活動を展開しています。
また、天然ガス自動車普及の必要性を荷主企業に提案し、自動車メーカーと新車両を共同開発するなど独自のビジネスモデルを構築しております。

【環境活動部門 奨励賞】庄下川・昆陽川を愛する会

応募タイトル:庄下川・昆陽川 環境改善活動
尼崎市の中心部を流れる庄下川は、ゴミの不法投棄が絶えませんでした。そこで平成3年以来、同会では毎年3回の河川清掃を実施しています。今では毎回50名以上の方々が参加する市民活動に発展しました。
最近では水質も良くなり、魚や虫などの生き物も多く見られるようになり、都会育ちの子供たちに自然教育ができる場を提供したいと考えています。

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